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有機農業の研修受け入れ指導体制の拡充をめざす実務者研修会in沖縄

2018年08月23日

有機農業参入促進・研修受け入れ農家向け研修会

有機農業の研修受け入れ指導体制の拡充をめざす実務者研修会in沖縄

①日時:9月4日(火)午後1時30分~5時まで

②場所:沖縄県中央卸売市場(3F大会議室)
会場地図:https://goo.gl/maps/2DGRDGb3t4n

③参加費:無料

④参加申込は下記の専用フォームよりお願いします。
https://www.jofa-blof.net/9-4

⑤対象者:
有機農業の研修生を受け入れている農家および
有機農業の研修受け入れを検討している農家

⑥内容:
(ア)有機農業への新規参入者を増やすためにどのような取り組みが必要かについて
(イ)有機農業技術を用いて高品質・多収穫を実現している土作りの成功例の発表
(エ)有機栽培において高品質・多収穫が実現できたメカニズムの解説
(ウ)研修生へ技術指導を行うためのポイントの解説

◆有機農業は有機物資源を活用した農業です。よって有機物資源に恵まれたところで発展していきます。有機農業に適した有機物資源は各地にありますが、今回は沖縄をテーマに、沖縄に豊富にあるサトウキビの搾りかすを材料に、高品質で多収穫を実現できるフカフカの土壌を短期で獲得できる技術を導入し、慣行栽培から有機農業へ移行しつつある農家さんの実際を紹介します。

◆市場のニーズを反映し、技術が確立したら、有機農業に転換したいという農業法人、地域農協、産地は潜在的に多いことから、有機農業技術は、ある程度確立し、成果が上がっていることを周知することは、有機農業の研修事業に活用することができると考えています。

◆有機農業に参入したいと希望する若い世代も多いことから、既存の慣行栽培の農業法人、地域農協、産地が有機化し、若い世代を雇用し育成することが、もっとも大きな定着促進につながると考える。有機農業者の育成を、伝統的な弟子入り制度や修行制度だけに依存していては限界がある。農業においても他の産業と同じように、会社や組合の中で、じっくり時間をかけて、若い世代を未来を担う人材に育成していく仕組みをつくっていくべきであると考える。当事業を通じて、日本の未来を担う人材を育成する拠点を整備していくことが可能であると考える。

◆有機農業だけではなく、農業の技能の取得には、長い時間がかかり。個人の能力だけで、それを習得するのはとても困難です。よって、農業法人やJAなどで、雇用就農される中で、技能を培い、地域に十分溶け込んだ後に、独立するという道がよいのではないかと考えています。つまり、20歳から雇用就農されて、働きながら技能を磨き、40歳で独立、そこから20年バリバリ農業経営をして、60歳からは、後継者の指導というのがよいパターンなのではないかと考えています。

⑦お問い合わせ: 一般社団法人 日本有機農業普及協会 事務局 中村まで
電話:090-1174-4832
メール:blofnakamura@gmail.com


9月21日(金)自治体職員向け有機農業参入促進・定着推進 実務者研修会開催のお知らせ

2018年08月22日


農林水産省オーガニック・エコ農産物安定供給体制構築事業のうち新規参入・定着等促進支援事業 補助事業

関係各位
自治体職員向け有機農業参入促進・定着推進
実務者研修会開催のお知らせ

一般社団法人
日本有機農業普及協会
代表 小祝政明

拝啓、残暑の候、皆様におかれましてはますますご隆盛のことと大慶に存じます。
さて、日本ではじめて有機農業の必要性を唱えた農林中央金庫 専務であった一楽輝雄氏は、「技術が確立したならば、誰もが有機農業を行い、日本の農業は有機農業が主流になる。しかしながら、技術の確立には、最低でも5年はかかる。」と申しておりましたが、結局、有機農業技術の確立には40年以上の歳月を必要としてしまいました。2006年に有機農業推進法が制定された後も、有機農業者を増やす取り組みのカギとなる、もっとも重要なテーマは「有機農業技術の確立」でした。これを受けて、一般社団法人 日本有機農業普及協会は、有機農業推進法が制定されて以来、ずっと有機農業技術の確立をめざし、多くの農家さんと共に、普及できるレベルの有機農業技術体系の構築をめざして活動をしてまいりました。有機農業推進法が制定されて12年目となる今年、その成果を基盤に、農林水産省のオーガニック・エコ農産物安定供給体制構築事業(のうち新規参入・定着等促進支援事業)の公募に対し、別紙1の事業計画で応募したところ、採択を受けて、このたび、この事業計画に基づき事業を行うこととなりました。
つきましては、有機農業に対して、「新規参入・転換者による参入が円滑に行われるよう、有機農業を推進する自治体職員の研修会」の開催を下記の日程で行います。別紙1の内容をお読みいただき、関心のある方、趣旨にご賛同していただける方は、ぜひご参加いただきたく存じます。お忙しいところ誠に恐縮ではございますが、日本の有機農業の発展のため、万事お繰り合わせの上、ぜひ、ご参加のほど、よろしくお願いいたします。
敬具

① 日時: 2018年9月21日(金)午後2時~5時
② 場所: 農林水産省2階(生産局第1会議室) 住所:東京都千代田区霞が関1-2-1
③ 研修会内容: 
(ア) データから見えてくる新規参入者の実態・所得向上のための近道としての生産技術の習得
(イ) もうかる有機農業・有機農業を推進したくなる「高品質・多収穫栽培の実際」
(ウ) 60年前の野菜のおいしさと栄養価を取り戻すことができる有機農業の実際
(エ) 有機農業を行うための資源である堆肥の確保など有機農業推進における自治体の役割
(オ) 意見交換
④ 参加対象者:有機農業を推進する自治体職員・今後、有機農業の推進を検討している自治体職員・地域の
有機物資源の活用を検討されている自治体職員・有機栽培技術に関心のある自治体職員など。
⑤ お問い合わせ:一般社団法人日本有機農業普及協会
⑥ 参加お申し込み:
下記の別紙申し込み用紙に必要事項をご記入の上、FAXまたはメールでお申し込みください。
FAX:088-660-5386
メール:info@jofa.or.jp
以上




9月6日(木)BLOF果樹栽培技術勉強会in新潟

2018年08月12日

BLOF果樹栽培技術講習会in 新潟(葡萄・梨・桃など)

テーマ:おいしさを極めると自ずと無農薬栽培になる。植物生理を理解して高品質安定生産をめざす。

・樹木の生きるメカニズムを探求し、その植物生理に適した栽培を行うことが、とても重要なことと考えています。
・堆肥と微生物を使い土壌をフカフカにし、根の量を多くすることで、果樹の健康状態が改善され、その果実はおいしくなり、同時に病害虫にも強くなります。
・動くことのできない果樹に対し、動き回ることができる農業者は、肥培管理などを通じて、どこまで、その土壌環境を最適化できるのか?これが栽培のテーマとなります。
・高品質かつ安定生産の果樹栽培の実際について、そして栽培メカニズムについて解説します。

◆日時:9月6日(木)午前10時~午後4時
◆場所:新飯田地域生活センター(新潟市南区)
◆参加費:4,000円/1人/1日
◆講師:小祝政明(一般社団法人日本有機農業普及協会・代表)

●主催:一般社団法人日本有機農業普及協会&アグリアシスト&JBF

◆お申し込み
下記の申し込みフォームはQRコードより
https://www.jofa-blof.net/blof-7-5
申し込み締め切り:9月3日(月)まで
昼食の必要な方は参加費とは別途1,000円位でご用意いたしますので、合わせてお申し込みください。
◆お問い合わせ
アグリアシスト(中澤由紀夫)
FAX:0256-39-6150
メール:agriassist.niigata@gmail.com

◆会場案内
新飯田地域生活センター
会場住所:〒950-1455 新潟県新潟市南区新飯田1261-1
会場TEL:025-374-2001

地図:https://goo.gl/maps/ikVCgTsbaus
北陸自動車道三条燕ICより8キロ
上越新幹線・燕三条駅より8キロ
JR弥彦線・燕三条駅より8キロ


BLOFスタディ12回シリーズ開催のお知らせ

2018年07月29日

BLOFスタディ(テーマ別の有機農業技術勉強・12回シリーズ)

BLOFは有機栽培において高品質・多収穫・安定生産を実現させる総合栽培技術です。
BLOFをマスターするには、栽培技術の根拠となっている自然生態系のメカのズムの理解、植物生理のメカのズムの理解が重要です。
植物がどのように生きているのかを知ること。土壌がどのようにして団粒構造の豊かな畑になるのかを知ること。
そのことによって、わたしたちが何をすればよいのかがわかります。
12のテーマを設けて、月1回づつ、ちょっと深くまで突っ込んで学んでいきます。

①開催日時と場所

8月5日(日)午後1時開始~4時30分まで 兵庫県神戸市・楽農生活センター・4回目:光合成の仕組みの理解と光合成能力向上技術
8月22日(水)午後6時開始~9時まで 愛媛県新居浜市・いけちゃん農園・2回目:有機農業における多収穫とはどういうことか?
8月24日(金)午後1時開始~4時30分まで 徳島県小松島市・みなと交流センターkokoro・3回目:土壌分析・施肥設計技術

②参加費:3,000円/1人/1日(日本有機農業普及協会の会員は会員割引で1,000円となります。)

③会場地図
8月5日(日)午後1時開始~4時30分まで 兵庫県神戸市・楽農生活センター
8月22日(水)午後6時開始~9時まで 愛媛県新居浜市・いけちゃん農園
◆新居浜ICより高速道路松山道の南側(山側)の側道に入り、西へ向かい突き当たったところ
8月24日(金)午後1時開始~4時30分まで 徳島県小松島市・みなと交流センターkokoro

④参加申込みは下記の専用ファームよりお申し込みください。
兵庫県・神戸市・楽農生活センター・8月5日(日)・午後1時開始
愛媛県・新居浜市・いけちゃん農園・8月22日(水)・午後6時開始
徳島県・小松島市・みなと交流センター・8月24日(金)・午後1時開始


オーガニック・フューチャー・ミッションin四谷

2018年07月06日

7月22日(日)イベント告知!
オーガニック・フューチャー・ミッションin四谷
有機農業の未来を語り創造していくはじまりの日


一般社団法人日本有機農業普及協会主催
農林水産省オーガニック・エコ農産物安定供給体制構築事業(新規参入・定着等促進支援事業)事業説明会

今年は一般社団法人日本有機農業普及協会(JOFA)が農林水産省の有機農業推進事業のうち新規参入・定着等促進支援事業を受け持ちます。
このイベントをはじまりに、全国10ヶ所で有機農業への新規参入の支援・有機農業者の定着促進等をサポートする事業を行っていきます。事業を通じて頂いたご意見・ご要望は農林水産省へお届けいたします。

① 日時:2018年7月22日(日)午後1時~5時
② 場所:丸正総本店ビル6階(東京都新宿区四谷三丁目12)
③ 参加費:無料
④ 下記の参加申し込みフォームから申し込めます。 
 https://www.jofa-blof.net/blof-7-5

⑤ 内容
社会から求められる農業・農産物のあり方は、次第に変わってきています。おそらく幸せのあり方自体が変わってきたのでしょう。これまではカロリーを得ること、おなかいっぱい食べることが重要でした。この島国に生きるたくさんの人を飢えさせないことが目標で、安く効率よく大量につくることが尊重されてきました。

しかし、2000年くらいを境に、人口は減少に転じ、大量に作っても余るようになり、人類が経験したことないほどの長寿社会へ入っていくことが確実で、さらに医療費の増大が財政を圧迫しています。今までになく、健康が貴ばれ、病気にならない元気な心身をつくるための栄養価の高い農産物が求められています。

3つのテーマで有機農業の未来を語っていただきます。

1.「野菜の健康診断」で有機農産物の優位性を立証するデータが得られているということを、メディカル青果物研究所の武井安由知さんに話していただきます。

2.これまで有機農業の最大の問題点は、科学的な裏付けのある再現性の確かな技術体系が確立していなかったことではないでしょうか?これに対し、最新の研究成果を基に、有機農業のおいしさと栄養価の高さを生み出すメカニズムを解明し、再現性の高い農業技術にしていくことは可能となってきたということを一般社団法人日本有機農業普及協会の小祝政明氏、東京大学の二瓶直登氏、理化学研究所の市橋泰範氏に話していただきます。

3.1940年にアルバート・ハワードが、持続可能性の高い農業生産システムとしてオーガニック・ファーミングを提案してから78年、日本有機農業研究会が発足してから47年、有機JAS法が制定されて18年、有機農業推進法ができて12年。わたしたちの社会は、ずっと昔から、自然生態系と調和し、環境負荷が少なく、有機物の循環を基盤とした持続可能性の高い農業を求め続けてきました。その声がだんだん大きくなってきたのが今なのでしょう。誰もが、容易に有機農産物を食べれる社会をつくっていくために!そしてこれからはどうなっていくのか?有機農業と共に生きてきた一般社団法人フードトラストプロジェクトの徳江倫明氏に話していただきます。

わたしたちには目的がある。栄養価の高い農産物を生産することで、それを食べる人の心身の健康を支えていく。
わたしたちには手段がある。おいしくて、栄養価の高い農産物をつくるための有機栽培技術が普及できるようになった。

食べる人の心身の健康を支えていくという同じ目的に向かって、それを実現できる技術を学んで実践していただける人を募集しています。


棒グラフは2018年2月24日に徳島県徳島市で開催された「栄養価コンテスト」に出品されたホウレン草を抗酸化力の高い順に並べたもの。上位を有機栽培のものが独占しました。今年の栄養価コンテストのホウレン草部門の最優秀賞は、熊本県くまもと有機の会の田中誠さん。そのホウレン草の成績を平均値と比べたら、糖度:1.3倍、抗酸化力:1.7倍、ビタミンC:1.5倍、硝酸イオン:10分の1と、かなり優れた成績です。しかし、これは60年前のホウレン草と同じ栄養価なのです。昔の野菜が栄養価が高かったのは、有機栽培だったからかもしれません。

農産物の栄養価を競い合うコンテストを通じてわかってきた有機農産物の特徴。それは化学肥料でつくった農産物より、堆肥をしっかり活用した有機野菜の方が栄養価が高いということ。しかも、食べてみたら、すごくおいしい。野菜はクスリではないですが、野菜はわたしたちの心身の健康を支えるもの。毎日、おいしく食べることで健康になれるなら、こんな幸せな話はない。どうして有機栽培の野菜の栄養価は高まったのか。そのメカニズムを解明し、栄養価の高い農産物を安定生産する技術も確立してきています。これからの社会を支えていく農業として、栄養価の高い農産物をつくることができる有機農業の果たす役割は、ますます大きくなってきています。

この生産技術、もう少し磨けば、きっと世界と渡り合える技術になることでしょう。これから農業を志す方は、ぜひ有機栽培を学んでみてください。


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