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一般個人会員を募集しています!

2019年07月19日

日本有機農業普及協会は体制が整ってまいりましたので、本格的な会員募集をはじめます。

年会費:1万円/1人/1年
(年度は5月1日~翌年4月30日までです)

会員申し込みはこちら
https://www.jofa-blof.net/blof-2019-9-1

会員特典:
BLOF栽培をマスターするための技術情報の提供
※ 自主学習を支援するツールとして

技術情報の提供方法:
①会員専用HPが閲覧できるパスワードの発行
②セミナーの参加費割引
③作物別部会への登録(作物別技術情報の提供)

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Ⅱ.BLOFerによる社会貢献を4つ

私たちは誰もが食べないと生きていけない。だから農産物をつくる農業という仕事は、社会を支える最も根本的な仕事です。その根本がもしダメなら、社会も釣られてダメになるだろうし、その土台がしっかりしていれば、その上に構築される社会もしっかりしたものになる。だから、農業はいつも「いい仕事」をしなければならない。BLOFは農業のパフォーマンスが最高になるためのオペレーションシステムと考えていただいていい。BLOF栽培技術を使い、品質の良い農産物を生産する農業者をBLOFerとよんでいます。

(1)「おいしい」で食べる人を幸せにする。

食に関わる人の多くが、その「おいしさ」で人を幸せにしようと努力している。だから、素材をつくる私たち農業者が「おいしい」を諦めてはいけないと思う。「まずい」ものは人を幸せにしない。「まずい」ものは最終的に人を不幸にする。そのような場面に出会う度に、人間も生きものであるということを強く感じる。そして食べ物を扱う真の怖さを感じる。農産物の「おいしさ」は偶然ではなく、必ず、きちんと「おいしい」に至った必然的な理由がある。その理由がわからないと「おいしい」には、なかなかたどり着けない。逆に「おいしい」への道を知っている人は、迷わず最短距離で「おいしい」へたどり着くことができる。

BLOFは炭水化物重視の栽培技術です。甘さ、旨さ、コクがあるなどの味の原点であるブドウ糖を、作物に効率的にたくさん作らせる技術がBLOFです。「おいしさ」を生み出す道を知っている、それがBLOF栽培です。

(2)栄養価の高い農産物つくりで食べる人の美と健康を支える。

安いものしか買わない人は、けして絶滅しない。そういう人は、絶対に何割かは存在し続ける。それをニーズと思って「安さ合戦」に参戦してはいけません。究極の安さは、結局のところタダなのだから。価格というのは、需要と供給で決まるというけれど、経営学者のドラッカー氏は、生産された物やサービスによって、どれだけ人に感謝されたか、その貢献度で価値が決まるといっている。社会のニーズを満たすことで、ユーザーに感謝される。当たり前のことですが、意外と難しいものでもあります。私たちが行っていかなければならないことは、私たちのつくる農産物が、いかに人びとに感謝され、貢献することができるのか?その貢献の仕方というところを考え続けることができるかどうかではないでしょうか?

BLOFは炭水化物重視の栽培技術。作物の光合成能力を最大限にまで高めることで、ビタミンなどの栄養成分の多い農産物をつくることができる。栄養価の高い農産物つくりができることで、食べる人の健康維持に貢献できる。私たちが野菜を食べる理由。それは野菜に含まれるビタミン・ミネラル・食物繊維といった栄養素が、私たちの健康維持に絶対的に必要だから。だから野菜を食べる。野菜の持っている抗酸化力にも注目したい。細胞の酸化・老化を抑制するビタミン類やミネラルの総合力。野菜を食べることで美しくなることができる。BLOF生産者さんが増えた暁には、日本人の美貌は、高い土づくり技術によってつくられた、日本の野菜によって支えられているといいたい。

(3)農業を豊かにすることで、社会を豊かにする

日本の田舎は、今、岐路に立っています。人口は減り続け、住んでいる人の高齢化も進んでいる。現在ある自治体の半分が、あと数十年で、人口減少で存続が困難になるという予測まであります。都会の人を田舎に呼び戻す必要があると多くの地方自治体が考えていますが、最大の問題点は、仕事と働く場を作り出すことが難しいこと。田舎の基幹産業はやはり農業や林業。このすでに基盤のある農業や林業を復興させることが仕事つくりの一番の近道。それを行うのに、実は有機農業はかなり有望なのです。有機栽培は有機物を積極的に肥料として使う農業であり、有機物資源の豊富なところで栄えるという法則があります。「セルロースを制したものが、有機農業を制することができる」のだから、勝機は、田舎にこそあるのです。

BLOFは炭水化物重視の栽培技術。BLOF栽培では、セルロースのものならなんでも農産物をつくるための肥料にすることができる。木材も竹もススキも肥料にできます。山を資源として田畑を営み。土壌を豊かにすることで、水を守ることもできます。森を建築資材を生産する場とするだけでなく、有機質資源を得る場とすることで、森は豊かになります。森が豊かになると川も海も豊かになる。

(4)青い地球を守る・有機農業技術者による環境再生をめざす

私たちの暮らしは、衣食住はすべて、自然のめぐみの上に成り立っています。希少な動植物を守るためにサンクチュアリをつくることは、ととも大事だが、私たちの暮らしを支えている身近な自然生態系を守ることも、また同じくらい重要なことといえる。暮らしのすぐ隣にある私たちの暮らしを支えている身近な自然生態系を守るためためのノウハウは、BLOF栽培技術の延長線上にある技術であるということができます。私たちは、この地球の上で生きていかなくてはいけないと覚悟を決めて、これまでに壊してしまった森林や海の生態系を再生していくことも考えていかなくてはいけない時を迎えています。

BLOFは炭水化物重視の栽培技術。植物が光合成をしてブドウ糖を生産することで成り立っている生態系を基盤に、その基本法則から逸脱することなく、生産力を向上させようとするBLOF栽培技術は、生態系を再生させるために必要な技術や知識の基礎となります。身の回りの自然生態系に適切に働きかけて、自然のめぐみを豊かにし、暮らしを豊かにする。一度、壊れてしまった生態系を、もとの状態に回復させる。そのような仕事にBLOF有機農業技術者の活躍の場が広がっていくと期待しています。

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◆栄養価コンテスト募集要項はこちらから
http://www.jofa.or.jp/news/entry-193.html

今、先進国では、どことも医療費が国家財政を圧迫し、病気にならないように、日々の食を通じて健康を維持する「予防医学」の方へ大きく舵をきりはじめています。日々の食べるというあたりまえのことで健康を維持する社会。その実現のためには、農業者が栄養価の高い農産物を安定生産する技術を学び身に付けることが不可欠と考えています。農業者の新たなる社会貢献の方法として、ぜひ、栄養価の高い農産物つくりという農業を考えてみていただきたいと願っております。

日本有機農業普及協会は「栄養価の高い野菜つくり」をテーマとした短期集中講座を9月に神戸で予定しています。
どのような土つくり・栽培方法によって「栄養価の高い野菜つくり」は可能なのか?その技術について解説します。

◆BLOFセミナーin大阪(7月28日(日)梅田DTビル地下1階パソナグループ研修室)
http://www.jofa.or.jp/news/entry-194.html

◆BLOF栽培技術・短期集中講座in神戸 (9月14日、15日、21日、22日、28日、29日の土日6日間、兵庫県民会館1201号室)
http://www.jofa.or.jp/news/entry-192.html


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